
夏の夜空を見上げるなら、まず探してみたいのが「夏の大三角形」ですよね!
大三角形をつくる3つの星はすべて明るい1等星なので、実は町の明るい空でも簡単に見つけることができるんです。
今回は、「星のかんさつばん(星座盤)」を使って夏の大三角形を確実に見つけるためのステップと、ちょっとしたコツをご紹介します!
多くの方が小学生時代に星座版を使って観察を楽しんだと思いますが、
今では使い方を覚えている方は少ないのではないでしょうか?
ぜひお子様にも質問しながら、星座観察を楽しんでみてください!
・星のかんさつばん(星座盤):星の位置を調べる必需品です。
・方位磁針:正確な方角を知るために使います。
・赤いライト:暗い場所で星座盤を見るのに便利です。
※白い光だと目がくらんで星が見えにくくなってしまうため、赤いライトがおすすめです。(ライトに赤いフィルムを被せると赤い光になります。)

1. 目を暗闇に慣らす
外に出たら、目が暗さに慣れるまで5分ほど待ってみましょう。
2. 星座盤の月日と時刻を合わせる
夏の大三角は7月~9月ごろまでが観察しやすいシーズンです。
夜空の星は見る月や時間帯により見える「方角」と「高さ」が変わります。
まず、星座盤の「月日」と「時刻」の目盛りを観察する日時に合わせます。
★夏の大三角を探す場合例えば、
・7月7日なら夜の9時(21時)ごろ東の空に
・8月なら夜の9時(21時)ごろには頭の真上に
・9月なら夜の9時(21時)ごろ頭の真上から南西の空に移動していきます
※少し低い位置に降りてくるので、建物の影にならない開けた場所から探すのがポイントです。

3. (7月に夏の大三角を探す場合)「東」を向いて星座盤を頭上にかざす
方位磁針で東を確認してそちらへ向きます。星座盤に書かれている「東」の文字を下にして持ち、そのまま頭の上にかざして、実際の空と見比べてみましょう。

星座盤で大体の位置がわかったら、実際の空で以下のポイントを意識して探してみてください。
【例:7月の夜空で夏の大三角を探す場合】
① まずは一番明るい「ベガ」を見つける
東を向いて、だんだん上の方を見ていきます。
頭の真上近くで一番明るく輝いている星が見つかったら、それが「こと座のベガ(織姫星)です。
② 明るい順に3つの星をつなぐ
ベガを見つけたら、次に明るい星を探して大きな三角形をつくります。
・1番明るい:ベガ(こと座)
・2番目に明るい:アルタイル(わし座・彦星)
・3番目に明るい:デネブ(はくちょう座)
街中では天の川を見ることは難しいですが、この3つはとても明るいので
「明るい順に3つの星」を探せば大丈夫です。

③ 腕を伸ばした「こぶし」で大きさを測る
夏の大三角形を見つける際、よくある失敗が「教科書に載っているくらいの小さなサイズだと思い込んでしまう」ことです。
夏の大三角形は、思っているよりもずっと巨大です。
腕を真っ直ぐ伸ばして作った「にぎりこぶし」1つ分が、だいたい空の角度の10度にあたります。
大三角形の一番長い辺(ベガからアルタイルの間)は、なんとこの“こぶし約3〜4つ分(30〜40度)”もの大きさがあるんですよ!

今回は星座盤を使った夏の大三角の探し方をご紹介しました。
夏の大三角以外にも、夏はたくさんの星座が観察できますし、季節がかわるとまた違った星座観察が楽しめます。
ぜひ、これからもご自宅で、星座盤を使って親子で夜空の観察を楽しんでみてください。
※保護者の皆様へ
星や月の観察は主に夜間に行います。長時間お子さまが一人で野外にいるのは危険ですので、必ず保護者の方が付き添ってください。
誠文社では、皆さまの声を元に教材の開発・改良を行っております。ぜひ、教材の感想投稿フォームよりご感想やご意見をお寄せください。

